住宅地として知られる世田谷区ですが、実は昔から盛んなものづくりの街でもあります。
このサイトは「住みたい街」に「魅力的なものづくり」が共存する世田谷の奥深さを紹介しています。
自分の住む街を知る、仕事について考えるヒントとして活用してください。
「準工業地域」とは
都市計画法に定められた用途地域のひとつ。
周辺環境を悪化させるおそれのない工場を建てることができるので、地域の環境に配慮したものづくりの現場が、穏やかな住環境を維持しつつ共存しています。
普段から身近にものづくりの魅力を感じることのできる準工業地域では、人が主役のくらしやすく活気にあふれた街づくりを目ざしています。
世田谷区内には、池尻、船橋、経堂、桜新町に指定地域があります。
ものづくりに欠かせない機械たち。年季の入った黒光りする機械から、最新鋭のコンピュータ制御のマシンまで、どんな機械もそれを使いこなす熟練の職人、技術者がいて、はじめてその能力を最大限発揮することができるのです。
ものづくりにはさまざまな道具も活躍します。使い慣れた道具たちは、手のひらとして指先として、時には眼として、作り手と一体化して製品を思い通りに 仕上げていきます。良くなじんだ道具には代わるものがない。ものづくりと道具は切っても切れない関係です。
「職人技」と呼ばれる技術。受け継がれてきた技を頑固に守ると同時に、積極的に新しい技術を取り入れる柔軟性も備えています。時代に合わせて、若い世代の感覚を採り入れながら、職人の技は世田谷で新しい伝統を創造しています。
(公財)世田谷区産業振興公社では「ものつくるひと展」を毎年開催しています。イベントでは子どもが夢中になれるワークショップやおとなも興味深い写真や製品の展示など、ものづくりの世界を楽しみながら体験できるプログラムを用意。世田谷のものづくりをより身近に感じられる内容となっています。
せたがや産業フェスタは、世田谷区内の産業団体の青年層と、 世田谷区や世田谷区産業振興公社が連携して、地域産業の製品やサービス・技術などの魅力を発信し。産業の振興を図ることを目的に開催しています。事業者自らが出展する展示や販売・ワークショップなどを通じて、ものづくりをはじめとする身近な産業について楽しみながら理解が深まります。
東京都などが主宰する産業交流展は、首都圏の中小企業などの事業者が一堂に会するイベントです。世田谷区からも個性あふれるものづくり事業者が、優れた製品や技術を出展するほか、世田谷区工業振興協会や世田谷区産業振興公社も展示を行っています。展示会であると同時にビジネスチャンスともなる会場では、斬新なアイデアや革新的な技術も発表され、ものづくり事業者が支える日本の未来も見えてきます。