株式会社 ニットク
他社が敬遠する高品質の
シール印刷にあえてチャレンジ
インキのにじみやかすれが1枚見つかっただけですべて返品になってしまう。そんな厳しい条件のシール印刷にあえて挑戦する会社が、株式会社ニットクです。シール印刷需要の8割は食品関係のシールですが、需要が多い分、厳しい価格競争を強いられます。
弱電機器や自動車の部品などに貼られるシールや、薬品用ラベルは、失敗が許されない厳しい条件ですが、“やりがい”のある仕事です。「私たち中小零細企業が生き抜くために、他社が嫌がる仕事をやっていこうと考えたのです。」と早川康利代表取締役社長は話します。そのため品質・環境マネジメントシステムISO9001、ISO14001)を導入して、品質向上に取り組んでいます。さらに数千万円する自動外観検査機の設備を導入して検査精度を上げ、お客さまの求める水準より上をいく品質を常にめざしています。
環境への取り組みの一環として東京本社、富山工場両拠点において2020.05.04 FSC® 認証を取得しました。弊社で印刷するシール、ラベルについてはFSC® 認証用紙の使用が可能となりました。
国際基準を満たす「適切な森林管理」をされた認証林からの木材やその他、リスクの低い管理された原材料から作った製品につけられるマークです。
「日々の向上心!」
工夫の達人がいる会社
数万枚という大量のシールを印刷する印刷機は、凸版輪転印刷という方式が主流です。しかし凸版印刷には、印刷スタートまでに様々なセッティングが必要です。ロスをできるだけ出さずに品質を高めるためには、各工程の工夫や機械の調整が欠かせません。印刷機を操作するオペレーターのスキルアップとモチベーションにかかってきます。ニットクでは、目標に「向上心」を掲げ、社員が一丸となって品質向上に取り組んでいます。どんな難題にもあきらめない工夫の達人がいっぱいいる会社です。