株式会社 井上香料製造所
高度な合成技術で
香料からファインケミカルまで
私たちの生活は食品・化粧品・石けんやシャンプー、洗剤や柔軟剤などの生活雑貨のほか、消しゴムなどの文房具に至るまで、さまざまな香料が使われた製品に囲まれています。こうした香料の大部分は合成香料です。井上香料製造所では天然の香料と同様の香りを化学合成により低コストで大量に生産しています。
実は私たちが日常接する香りは、いくつかの香りの成分が混ざり合ってできています。同社ではその香りの素ともいえる約2,000種の単品香料およびそれらをブレンドした調合香料を作っています。国内には多くの香料会社がありますが、ほとんどが香りをブレンドする調合香料の会社で、井上香料製造所の単品香料が原料として使われています。また香料で培った合成技術を駆使して、ファインケミカルと呼ばれる高分子材料や医薬中間体などの分野での受託合成も行っています。
同社はますます用途や役割が広がる合成香料の世界で、豊かな社会づくりへの貢献を目ざしています。
求められる高度な品質管理に、
最高の基準で応える
香料は「香り」ですが食品に使われれば口に入り化粧品ならば肌に触れるため、厳しい品質管理が求められます。同社では最高の食品衛生管理規格FSSC22000をはじめ各種の認証を取得し、安定的な品質や安全をマネジメントしています。また最終的な官能検査では経験を積んだ社員がわずかなにおいの違いを人間の嗅覚でチェック、香りを創造する会社として香りにこだわった厳しい品質管理を行っています。