株式会社 岡田計器製作所
精度と耐久性を誇る計測機で
お客さまの信頼を獲得
主力製品は圧力や温度を測る工業用計測機、その心臓部はブルドン管です。19世紀半ばに発明されたシンプルでアナログな技術ですが、精度とコストで未だにこれを越えるものはありません。近年はデジタルのセンサーシステムが自動計測する方式が増えていますが、震災時のように電源が落ちてしまうと瞬時に機能を失います。しかしメカニカルな計器なら、現場で針を確認すればデータを収集できます。時代が進んでも、アナログ計測機の重要性は変わりません。世界トップクラスの計測機会社、ASHCROFT社の製品を扱うのも技術重視の表れ。国内のお客さまの要望を膨大な仕様書にまとめて発注し、設置から稼働まで請け負えるのは、同社の高い技術力の証明です。汎用計測機の生産がどんどん海外へ移転していく中、岡田計器製作所ではその技術力を駆使し、高価でもそれを上回る高い精度と耐久性を備えた製品で、お客さまの信頼を勝ち取っています。
振動を克服した
高性能圧力計の開発
振動で針が振れて正確な数字が読みづらい、機構が壊れやすい、というこれまでの圧力 計の問題点を解決したのが、岡田延孝会長の手がける振動に強い圧力計。ブルドン管の先端にバネを仕込んだり、歯車を非接触のマグネットに変更するなどの、難しい工程を克服し免震構造を完成させました。「時間もコストもかかるが、高度な技術で勝負する製品を開発することが日本のものづくりへの貢献になる」と力強く語る岡田会長です。