弦楽器 トリオ 株式会社
「もっといい音を」
終わりのないバイオリンづくり
弦楽器トリオはバイオリン、ビオラ、チェロなど弦楽器全般を扱うお店で、新しい楽器の製作や修理を手がけるほか、海外の新作や古い楽器の輸入販売もしています。陳代表取締役社長と奥さまの三苫さんは東京のバイオリン製作学校で出会った先輩と後輩で、1991年に弦楽器トリオを開業しました。
弦楽器トリオは陳社長の憧れでもあるイタリアの工房との結びつきが深く、毎年現地を訪れています。特に三苫さんは年に4カ月程度、イタリアに持つ工房でバイオリンを作ったり知り合いの工房で勉強したりしています。お店には修理や調整のために、古いバイオリンも持ち込まれます。ときには歴史的な価値のある高価なバイオリンも。弦を支える魂柱や駒を交換するのは人間で言えば心臓手術のような難しい作業で、確かな技術と経験が必要な仕事です。弦楽器トリオでは入門者から音大生さらにはプロの演奏家まで、さまざまなニーズに対応しています。理想のバイオリンづくりに終わりはありません。
国際的に認められた
高度な技術力
2018年9月にイタリア・クレモナで行われた第15回トリエンナーレ国際弦楽器製作コンクールで、三苫さんはバイオリン部門の第2位に輝きました。音響審査では第1位で、ポーランドから「音響に優れた楽器に与えられる賞」もあわせて贈られました。三苫さんの日本とイタリアでの長年にわたる研鑽が評価された結果です。弦楽器トリオの楽器には、本場イタリアでも認められた高い職人技が生きています。