東京特殊印刷工業 株式会社
家電製品や自動車で使われる
パネルやスイッチを「印刷」する
東京特殊印刷工業株式会社が手がけるのは通常の紙の印刷物ではなく、印刷技術を活用したパネルやパーツなどの工業製品です。素材はプラスチックが中心で、絵柄やデザインを見せるタイプと回路や機能を組み込んだタイプの大きく2種類に分かれます。最も多い製品は自動車や鉄道車両、航空機などに貼られる銘板で、外装やエンジンルームなどに使われるものは厳しい性能基準をクリアしなければなりません。また家電製品の手に触れる部分のパネルや、電気回路を印刷してその上にパネルを載せた、メンブレンスイッチと呼ばれる電子部品なども同社の製品です。またガラスやプラスチックに回路を印刷した静電容量センサーの需要も増えています。
お客さまからは新製品に使うための新たなパーツを依頼されることも多く、そうした要望に応えどんな付加価値を持った製品を提示できるかが勝負です。「日本でものを作る以上、技術的にほかと差別化することが不可欠」と語る寺岡健郎代表取締役社長です。
大切な「3K」を
決して忘れない
東京特殊印刷工業には大切な「3K」があります。それは「好奇心」「向上心」「競争心」です。次はこれができるようになりたいと思う向上心。競合する会社には負けたくないと思う競争心。一番大切なのが好奇心で、好奇心を持つと変化がわかります。変化点を見つけたらなぜ変わったのか考える。面倒くさがらずに違いを見つけることが重要で、そこまで行けばあとは何とかなると寺岡社長は言います。
東京特殊印刷工業 株式会社
代表者 | 寺岡 健郎 |
所在地 | 世田谷区桜新町2-5-5 |
設立 | 昭和31年(1956年) |
主な事業 | スクリーン印刷等による意匠部品、機能部品の開発・製造 |
連絡先 | 03-3420-1139 |