有限会社 飯田 スプリング

お客さまの視点に立って
ひと手間を惜しまぬ製品作り

線の直径が2ミリ以下の小さなバネが主力。中にはバネ自体の直径が1ミリにも満たない小さなバネもある
線の直径が2ミリ以下の小さなバネが主力。
中にはバネ自体の直径が1ミリにも満たない小さなバネもある

飯田スプリングの製造するバネは、線径が0.2ミリ〜2ミリぐらいの細い線バネが中心で、カメラやプリンターなどの精密機器に使われます。
仕事の多くは試作品の依頼で、理想的な図面から現実的に量産に対応できる形に詰めていく重要な仕事です。バネのサイズ、強さ、耐久性などいくつもの項目にパスして、初めて量産用の図面が決定されます。ひとつのバネで10回も図面が書き直されることもあります。また試作では熟練職人の手巻きによって図面通りのバネが作れても、量産工場では作れなかったという事態を防ぐため、工場と同様のフォーミングマシンを導入し、量産と同じ環境を再現して検証を行います。
設計者からの製作が難しい図面にも、「この図面では無理」と突き返してしまわずに何とか作れる方法を考える、と話す飯田泰平代表取締役社長。お客さまの気持ちを汲んでひと手間かけるのが、父である飯田保太郎会長の考えでもあり、同社の信頼の源です。

製造業に
サービス業の感覚を取り入れる

飯田社長は他社で設計の修行をしている時に、どんな図面にも設計者の想いが込められているということを学びました。それを知っているので、図面を受け取る立場になった今は、設計者の意図を製品で 実現することに力を尽くします。それはひと手間かけるものづくりにも通じるもの。高品質、低コスト、短納期が当たり前の現代、製造業と言えどもサービス業的な感覚が大切だ、と飯田社長は感じています。

設計通りの強さが出ているか、精密に検査する
量産工場で使われるフォーミングマシンを使って、現場と同じ条件で製造できるかどうかを確認する

メッセージ

競争は創意工夫のキッカケ

昔スーパーカー消しゴムをボー ルペンのバネの力で飛ばし、そ の距離を競う遊びが流行りまし た。父の工場で作る強力なバネ を使った私は、もちろん負け無し。 負けた相手は悔しくて材料や構 造のどこが違うのか必死で考え ます。良い意味での競争はもの づくりへの入口でもあります。

飯田泰平代表取締役社長
飯田泰平
代表取締役社長

有限会社 飯田スプリング

www.iidasp.co.jp

飯田スプリング

代表者飯田 泰平
所在地世田谷区中町5-40-4
設立昭和25年(1950年)
主な事業スプリングの製造
連絡先03-3701-2831
トーク・見学・体験
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